知的障害と発達障害の違いって何？ | コラム | 愛知県安城市小堤町 安城駅【株式会社AAAsupport】

知的障害と発達障害の違いはどこになるのでしょうか。
詳しく解説していきます。

▼知的障害と発達障害とは？
まず知的障害と発達障害について見ていきましょう。

■知的障害
知的障害は脳の先天的な障害であり、全体的な知的機能の遅れがある状態を指します。
該当する目安として挙げられるのは次の3つです。

・同年齢の人と比べて明らかな知的機能の遅れがある（IQが約70未満）
・適応行動をとるのが非常に困難である
・18歳以下で障害が見られている

適応行動には、読み書きやルールを守ること、着替え、掃除などがあります。
このような行動に支障が出る場合、知的障害の疑いを考えることになるでしょう。

■発達障害
発達障害も脳の障害です。
一般的によく知られているものには、
・ASD（自閉症やアスペルガー症候群など）
・ADHD（注意欠陥多動性障害）
・LD（学習障害）
などがあります。

発達障害は子どもの頃からコミュニケーションが苦手であったり、気が散りやすいといった特徴が出やすいと言われていますが、大人になってから判明する場合も多いです。

▼知的障害と発達障害の違い
知的障害は全体的な知能の遅れがあり、発達障害は計算のみなど限定的な知能の障害があるといった点で違いがあります。
とはいえ似たような症状が出る上に、知的障害と発達障害を併発するパターンもあるため、個人で判断するのは注意が必要です。

▼まとめ
知的障害と発達障害の違いには知能の遅れの範囲が挙げられます。
一方で症状には似たものもあるので、判断する際は必ず医師や専門機関に診てもらうようにしましょう。